下記の事象が発生しており、技術情報番号にある修正パッチを適用して改善しました。
日本語版の技術情報番号を参照しましたが、翻訳がおかしいため、英語の技術情報番号を見ましたが、条件が一致しているようには見えませんでした。
条件は一致していないですが、修正パッチを適用することによって改善しているので、今回の事象は技術情報番号:2549079に記載されていないだけで、今回の問題も含まれていたと解釈して問題ないでしょうか。
OS:Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition SP1
<手順>
(1).「スタート」 - 「管理ツール」 - 「タスクスケジューラ」を選択。
(2).「タスクスケジューラ」にて左ペインの「タスクスケジューラライブラリ」を右クリックし、コンテキストメニューにて「タスクの作成」を選択。
(3).「タスクの作成」にて下記の設定を行う。
「操作」タブ
「新規」ボタンを押下。
「新しい操作」ウインドウで「操作」が「プログラムの開始」で「プログラム/スクリプト」に任意のスクリプト等を設定後、「OK」ボタンを押下。
※ 空バッチでもOKです。
「全般」タブ
「名前」に任意の名前を入力。
「セキュリティオプション」にて下記の設定を行い、「OK」ボタンを押下するとタスクを続行するユーザーのパスワードが要求されるので、正しいパスワードを入力。
「ユーザーがログインしているかどうかにかかわらず実行する」にチェック。
「タスクの実行時に使うユーザーアカウント」は、存在するユーザー名が表示されていることを確認するまたは、「ユーザーまたはグループの変更」ボタンを押下してして変更する。
<環境>
ActiveDirectoryドメイン環境、ワークグループ環境のどちらでも発生
<発生内容>
タスクを実行するユーザー名およびパスワードが間違っていないにも関わらず「イベントID: 4625 失敗の監査」がWindowsログのセキュリティログに出力される。
「イベントID: 4625 失敗の監査」のステータス: 0xc000006dはユーザー名またはパスワードが間違っていることを表すステータスコードで、サブステータス: 0xc000006aは、パスワードが間違っていることを表すサブステータスコードだがユーザー名、パスワードに誤りはない。
また、アカウントが存在しているにも関わらず、セキュリティIDはNULLになる。
<改善方法>
下記の技術情報番号にある修正プログラムを適用することにより事象が改善することを確認。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2549079
ドメイン アカウントにログオン、Windows vista、Windows Server 2008、Windows 7 または Windows サーバー 2008 R2 のスケジュールされたタスクの履歴を表示するときのイベントの監査が誤ってトリガーします。
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2549079
Local user accounts incorrectly trigger domain account logon auditing events when they view history of scheduled tasks in Windows Vista, in Windows Server 2008, in Windows 7 or in Windows Server 2008 R2